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建物および3階、4階の展示フロアの建築学的構成
ーツァルトハウス・ウィーンの大半部分は、展示/博物館フロア、イベント会場、事務室・機械室などに利用されます。4階より上の階は個人住宅で、この建物本来の機能を受け継いでいます。展示とプレゼンテーションには2、3、4階が充てられ、とりわけ2階のモーツァルト住居は、他の展示フロアから区別されています。

「フィガロハウス」のモーツァルト住居を、父レオポルトは「家に相応しい全ての装飾を備えた美しい住まい」と表現しています。事実、どの階の住居にも、飾り漆喰や壁画など、市民の住宅には例外的な豊かな装飾が施されています。今回の修復で新たに公開された壁面も、これを実証しています。各室の壁面には、約250年の間に、40までの上塗り層が確認されています。新たに公開された壁面は枠組みと壁(描かれた石)からなり、とりわけ良く保存された例で、その下には以前の12層の上塗りがあり、その一部は僅かな痕跡が残るのみです。この壁面は既に19世紀初頭のものですが、それ以前やモーツァルト時代の壁面装飾が取り入れられています。こうした装飾には「描かれた石」以外にも、「描かれた絹の壁布」や、花やストライプの模様も用いられています。

車寄せにも当たる入り口では、アーチ型の複雑に入り組んだ丸天井が、ほとんどそのまま残されています。入り口の右側に広がる歴史的な中庭は、抜本的に修復されました。1階にはチケット窓口、カフェ、ミュージアムショップへの入り口があります。地下1階には機械室、入居者の物置、モーツァルトハウス・ウィーンに属する衛生施設などがあります。地下2階には多目的ホールがあり、2006年夏からはラーニングセンターも設けられます。地下2階の音響は、ベルント・クイリンク博士が担当、更に古い煉瓦造りによるアーチ構造を保存するよう工夫されています。壁面下部の傷みのひどい部分は、白とグレーのプレートで新たに外装され、ここには空調機器が収められています。また白とグレーのプレートは、修復された外装の白とグレーに対応するものです。壁面上方は、上塗り無しで煉瓦積みの「内部」が見えるようになっています。

3階、4階の見学コースは、ほぼ完全に、往時の間取りの通りに構成されています。 各室には「展示家具」が置かれ、展示品の並ぶ大きな「ついたて」は、歴史的な建築空間に臨時に置かれたような印象を与えます。この「ついたて」や家具の間には水平のバンドが渡され、様々な木枠の図版や展示品が、ヴォルフガング=アマデウス・モーツァルトの人生と作品について紹介しています。


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